日本はこれまで、自営業や起業を行うよりも、会社に勤めるサラリーマンになる人というのが、圧倒的に多い傾向が続いていました。理由としては、サラリーマンは終身雇用制度で、年収もだんだんと上昇していきましたので、安定的な収入が見込むことができました。このため、安定的な生活を望む人にとっては、サラリーマンというのは、人生設計がし易いことから、職業として選ばれてきたのです。

しかし、会社に勤めるサラリーマンは、これまでのような状況ではなくなってきましたので、独立開業ということを目指す人が多くなってきたのです。こうした独立開業を目指す人にとって、一番のハードルとなるのが、開業の資金になります。開業をするには、ある程度の初期投資として、設備投資を行わなければなりませんし、その後の運転資金も確保しなければなりません。こうした設備投資と運転資金というのは、限られた資金の中で割り振りを行わなければなりません。したがって、運転資金を確保するために、設備投資を少なくするというのが、少ない資金の場合には必要になってくるのです。こうした設備投資を少なくする方法として、居抜きで出店コストを抑えようという方法があります。

居抜きの場合は、前の設備が残っているので、それをそのまま使うことで、設備投資が減るのです。