賃貸物件で飲食店や店舗を撤退する際に行うのが原状回復やスケルトン工事です。原状回復は、一般的な賃貸物件や店舗・飲食店等で行われており、経年劣化を除いた部分の費用負担(クリーニング等)を行うことです。

経年劣化とは時間とともに価値が減ることを基準としていて、その建物自体や入居時から備わっていたカーペット、クロス、畳、シンクなどの自然劣化は家賃に含まれています。そのため負担する費用は、タバコのヤニの掃除やペットによる損傷など借主の生活形態を要因とする負担が主となります。ただし、飲食店や店舗、個人が内装に手を加えている場合は、その撤去やそれによる損傷などへの負担が生じることがあります。スケルトン工事は飲食店や店舗などの撤退の際に主に行われるもので、備品や設備などの内装のほぼすべて無くした状態にし、次の入居者がすぐに内装を行える状態にすることを言います。それらを踏まえた上での原状回復(スケルトン)工事の相場は、個人の原状回復で5万~27万円ほどになります。

店舗や飲食店の場合は、43万~65万円ほどに、スケルトン工事の場合は52万~100万円ほどになります。これらの相場は賃貸年数や生活形態、改装の有無や内装品の廃棄物の量によって変わります。